HSS型HSPは繊細で敏感なのに、自ら刺激を求めて行動します。
結果的にひどく疲れたり、傷付いたり、ストレスを抱えたり…。
HSS型HSPは刺激を求めなければ良いと思いつつ、自分の行動にブレーキをかけることができません。
この記事では、敏感さと刺激追求の2つの視点からHSS型HSPについてお伝えしていきます。
HSPの3割を占めるHSS型HSPの特徴とは?
非常に刺激に敏感なHSPには、HSS型HSPというタイプがあります。
HSS型HSPは、HSP全体の約3割が該当します。
HSS型HSPはHigh Sensation Seekingの略で、HSPの敏感さは持ちながらも、刺激を求めて行動するため、刺激追求型と言われています。
この図では、敏感さと刺激追求の2つの視点から、具体例を交えながら4つのタイプに分類しています。
HSS型HSPはHSPの一つですが、以下の点で違いがあります。
- 刺激を追求する
- 行動力がある
- 人と関わることに抵抗が少ない
それではHSS型HSPの特徴について説明していきますね。
刺激を求める(好奇心旺盛)
HSPは内向的で刺激を避ける傾向にあるので、新しい物事や人に対して強く興味を持つことは少ないです。
一方でHSS型HSPは好奇心旺盛で刺激を求めています。
様々なことに興味を持ち、チャレンジすることができます。
行動力がある
HSPはリスク回避思考を持っているため警戒心が強く、慎重に行動することが多いです。
しかし、HSS型HSPは、刺激を求めてアクディブに行動する傾向にあります。
「やりたい!」と思ったら、即行動できるアクティブさを持っています。
人と関わることに抵抗が少ない
HSPは内向的なので人と関わることに抵抗を持つ人が多いです。
一方でHSS型HSPは人と関わることで刺激を受けることができるため、人と関わりを持つことに抵抗がない傾向にあります。
HSS型HSPの悩み・矛盾
HSS型HSPもHSPと同様に刺激に対して敏感なので非常に疲れやすく、ストレスを抱えやすいです。
そんなHSS型HSPの抱えやすい悩みや矛盾には以下のようなものがあります。
HSS型は敏感で繊細でありながら、アクティブに刺激を求めて行動するので、このような悩みや矛盾を抱えやすいです。
そんなHSS型HSPの悩みや矛盾への対処法をご紹介していきたいと思います。
HSS型HSPの悩みや矛盾の対処法
HSS型HSPの悩みや矛盾を対処する方法としては、以下のような方法があります。
特にHSS型HSPは、刺激に敏感なのに刺激を求めてしまうので、休憩を多めにしっかり取ることが重要です。
私もHSS型HSPですが、何かに夢中になっている時は興奮して、うまく休めないんですよね。結果的に、あとで疲れから心身の調子が悪くなってしまいます。
また、衝動的な行動をしないためには、物事を客観的に考えるようにすることが大切です。
熱くなりすぎてるなと思ったら、あえて一歩引いて客観的に考えることでブレーキをかけることができます。
HSS型HSPは敏感なのに刺激を求めにいくことから、悩みを抱えやすいです。
そのため、あなた自身が「どんな時にどんな行動をとる・感情になる」ということを把握しておきましょう。
自分自身を理解することで、HSS型HSPで悩んだ時にどう対処したら良いか判断できるようになります。
漠然と悩んでいても対処が難しいので、自分自身を知ることが第一歩です。
HSS型HSPの特徴は人や状況によって異なる
敏感さや刺激を求める度合いによってHSS型HSPの特徴は異なります。
また、体調や環境の違いなどの状況によっても特徴が異なることがあります。
自分がどういう時に、どのような傾向が出やすいのか把握しておくと、困った時に対策がとりやすくなります。
ちなみに私は非常に敏感で、好奇心が少し強いHSS型HSPです。(※図の★の付近)ただ、調子が悪い時はHSP気質の方が強く出ます。
状況によって、HSPとHSS型HSPの両方の特徴を持つ人もいます。
特徴の現れかたも全員同じではないので、あなた自身がどのような特徴を持つのか把握してみましょう。
HSS型HSPの強みを活かす
HSS型HSPは繊細で敏感にも関わらず、刺激を求めるので疲れやすく、ストレスを抱えやすい傾向があります。
そのため、HSS型HSPに対して悩みを抱えることも多いです。
しかし、HSS型HSPの特徴は長所(強み)にもなります。
疲れやすい、衝動的な行動をしやすいなど、悩みもたくさんあると思いますが、HSS型HSPだからこその強みもたくさんあります。
弱いところをフォローしつつ、HSS型HSPの強みを活かしていくことで、HSS型HSPの悩みや生きずらさは減っていきます。
第一歩としてHSS型HSPを理解するようにしましょう。